近衛読書中隊

挙措において簡素 言語において細心 熱狂において慎重 絶望において堅忍  

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磯部夫人をモデルにしたオペラがあったらしい。
三枝成彰 新作モノオペラ「悲嘆 Grief」

舞台は1936年、東京の簡素な家の寝室。着物を着た若い女、トミコが夫の亡骸の傍らに座っている。その夫は226事件の首謀者の一人として捕えられ、刑死したのだ。夢のように幸せだった結婚生活はたった半年で終ってしまった。トミコは、夫を裏切り刑死に追い込んだ人々を呪わずにいられない。

ふたりが出逢ったのは、トミコが15歳、彼が23歳のときだった。大恐慌で父の事業が破綻、舞妓となったトミコは老人の愛人となることを強いられる。その苦境から彼女を救い出してくれたのが彼だった。運命に導かれるように恋におちた二人はまもなく結婚。トミコは幸せの絶頂に酔いしれる。しかし、幸福は長くは続かなかった。

■指揮:森本恭正
■ソプラノ:中丸三千繪
■演奏:
 オーボエ:庄司知史  クラリネット:野田祐介、有馬理絵、伊藤圭
 パーカッション:永曽重光  シンセサイザー:岩井美貴
 ヴァイオリン:甲斐史子、花田和加子、友永優子、田中園子、
 横山和加子、上野真理、佐藤まどか、宮本恵、小松美穂、宮野亜希子
 ヴィオラ:木佐貫美保、吉田有紀子、阪本奈津子、佐藤佳子
 チェロ:大友肇、松本卓以、多井智紀

見に行った方いらっしゃいますか?
このエントリで、”この話は本来、『昭和十年代の陸軍と政治―軍部大臣現役武官制の虚像と実像』を読んだ上でやるべきなのでしょうが”と書きましたが、全くその通りでした。昨日手に入れて、軽く読んだのですが、内容の被ってること。しかしさすがプロ。私の知らない話も散見します(当たり前!)。とりあえず章立てだけ書いておきます。いずれ詳細なレビューをするつもり。
昭和十年代の陸軍と政治―軍部大臣現役武官制の虚像と実像
第一章 広田内閣組閣における陸軍の政治介入
第二章 軍部大臣現役武官制の復活
第三章 宇垣内閣の流産 ― 「軍の総意」による「反対」
第四章 林内閣の組閣 ― 梅津次官と石原派中堅幕僚の抗争
第五章 第一次近衛内閣における首相指名制陸相の実現 ―杉山陸相から板垣陸相へ―
第六章 阿部内閣における天皇指名制陸相の登場 ―畑陸相就任の衝撃―
第七章 米内内閣倒壊 ―畑陸相辞職と近衛文麿の役割



録画してある「その時歴史が動いた 第316回 軍服を脱いだジャーナリスト ~水野広徳が残したメッセージ~」を見ようと思っていましたが、今やってるNHKが面白いので後回し。水野大佐に関しては一冊だけ、うちの本棚にもありました。
錨と星の賦―桜井忠温と水野広徳 (1980年)

陸海こそ違え出身地、出身校を同じくするニ軍人、桜井忠温と水野広徳は日露戦争従軍記『肉弾』と『此一戦』で共に盛名を馳せた。以後の二人の対蹠的な歩みを綿密な取材と資料で浮彫にした話題の力作!!

読んだのはちょっと前ですが、水野と比べたら桜井は、良くも悪くも普通の軍人だなあと思いました。


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「千万人といえどもわれ往かん」という言葉が好きなのですが、出典も良く知らず、「千万人」のところも幾千万とか百万とかあやふやなので、ちょっと検索してみました。
http://www.sanabo.com/kotowaza/arc/2003/08/post_1635.html
なるほど、孟子ですか。ということで徳間書店『中国の思想 第3巻 孟子』を繰ってみると、確かにありました。

自反而不縮 雖褐寛博 吾不惴焉
(自ら反みて縮からずんば、褐寛博といえども、われ惴れざらんや)
自反而縮 雖千萬人 吾往矣
(自から反みて縮ければ、千万人といえどもわれ往かん)

弟子の公孫丑と孟子の会話より、先生でも動揺することがありますかという公孫丑に対し、いや40越えてからは動揺しなくなったよ、という孟子。どうすればそうなれますかと聞く公孫丑に、孟子はいくつかの例を示す。そのうちの一つ、曾子が弟子の子襄にいった言葉。

『おまえは勇者になりたいか。いつかわたしの先生(孔子)から大勇についてうかがったことがある。
それによると、わが身を反省して、やましいことがあれば、たとい相手が賎民でもひるんでしまう。
しかし正しいと確信できれば、相手が千万人であろうと、ぶつかってゆく。これが本当の勇気だ』

ちなみに「浩然の気を養う」という言葉も、このやりとりから生まれたんですねえ。軍人の書いた本を読んでいると、浩然の気を養うといって芸者と遊ぶ様が良く出てきます。勿論本来の使い方ではおまへん。
http://blog.livedoor.jp/sheherazade/archives/51123002.html
歴史ものに限らずですが、登場人物の多い本を読むときは、その名前が覚えられないとしんどいですよね。特に(ナポレオニックに限らず)外国もので、文中での呼称が統一されていないとき(名前であったり官位官爵であったり)は困ります。ナポリ王、エックミュール公、この辺はまだ良いですけど、

ヌシャテル公は思った

とか云われても「誰やねん」という感じです。

ヌシャテル公は鼻くそをほじりながら思った

とか書いてくれたら、「ああ、あいつか」となりますが。逆にデュマの『三銃士』に出てくるバッキンガム公爵などは爵位で覚えている方ですね。っていうか彼の名前知らないですわ。初めて『戦争と平和』を読んだときも随分苦労しました。何度も何度も最初に付いてる人物紹介を見直しました。

コレンクールの『ロシア大遠征軍潰走の記』を大分前から読んでるんですが、中々進みません。ウジェーヌタソも全然でてこないしなあ。これと森下修一編『国共内戦史』だけは、ちょっと読んでは置き、ちょっと読んでは置きしてます。

しかし考えたらこの手の話は、日本の方が複雑ですよね。右府とか内府とか太閤とか。甲斐守殿が甲州殿になったり、征夷大将軍が公方やら大樹やらになったりと。日本の歴史が好きな海外の好事家は大変でしょうね。
あけましておめでとうございます。皆様旧年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします。

さてこの正月で当ブログも丸3年となります。ホームページを含めれば4年半。これはそのまま私が帝国陸軍という組織と人に血道をあげている時間でもあります。熱しやすく冷めやすい私ですが、これだけは死ぬまで続けたいと思っています。

人苦不自足 既得隴復望蜀
(人自ら足れりとせざるを苦しむ。既に隴を得てまた蜀を望む。)

光武帝が公孫述を滅ぼした後に言った言葉ですが、人の欲望の際限の無さを言い当てた名言ですね。このブログは備忘録ですなんて強がってはみても、やはり多くの人に読んでいただければ嬉しいし、コメントをもらえればもっと嬉しい。10人に来てもらったら次は50人、50人の次は100人、100人の次は500人・・・私だけでなく大体の人がそうだと思いますが、しかし現実にはネット社会も格差社会。そして私はここでも実社会同様中途半端な位置にいます。

2008年は私にとって20代ラストイヤー(厳密に言えば違うけど)。少しでもましな30歳になるためにも、まずブログから改善していきたいと思います(文は人なりと言いますが、文章から変えていき、人格に及ぼすという逆ルートもまた有りかと)。そしてこのブログを読んで近代史や帝国陸軍に興味を持ったという人が現れたら嬉しいなあ。

平成20年元旦 maroon_lance


追記
風呂入りながら考えたブログ改善策
「一エントリの長さを短く」
お客がぱっと見て読む気を殺がれない文字密度というのは、ディスプレイと紙では全然違うと思いますので。私自身あまりよくわからないジャンルのブログを開いたとき、文字だらけだと読まずに閉じることが多々あります。
「書き手にとって当たり前のことが、読み手にも当たり前とは限らない」
”○○は有名な話だが”みたいなことを私はよく書きますが、果たしてどの層に有名なのかと。基本事項を疎かにせず、自分で説明するのが面倒なときは最低限参考になるサイトぐらいはリンクする。これぐらいはしようと思います(これまで私は記事を書くとき自分のホームページ以外は殆ど使いませんでしたが、この態度もこれを気に改めます)。
とりあえず考え付いたのはこんなところ。別に誰かを教育したいとか啓蒙したいとかいうのは全然無いんですが、同好の士を増やしたいという気持ちは切実です。

ちなみにこのエントリのタイトルは「先ず隗より始めよ」をもじったもので、原文はこうです。

今王誠欲致士、先従隗始

参考:http://www.mizz.jp/word/word_9.html

HAG社のバランスチェア「5064バランススタディ」が到着しました。
早速組み立てて使ってます。組み立て時間1分。
  

バランスチェアを買うのは実はこれが2回目です。高校時代にリボ社のバランスチェアを買ってもらって愛用していたんですが、壊れてしまい、引越し時に捨ててしまいました。あれは良いものでした。今から考えりゃずいぶんもったいない使い方をしたもんだと思います。
で、今回買ったHAG社のチェアですが、座席、膝置きともに角度が固定されています。調節できるのは座席の高さだけです。やはり安いだけのことはある。今、かなり後悔中です。バランスチェアを初めて購入しようと考えておられる方には、絶対にお薦めしません。この椅子ではバランスチェアのすばらしさは実感できないと思います。高いですが、だまされたと思って、もう2万足してリボ社のやつを買ってください。以上。

とりあえず僕は、買ってしまったので、一番楽な姿勢をさがして、これから高さを調節します。


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