近衛読書中隊

挙措において簡素 言語において細心 熱狂において慎重 絶望において堅忍  

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米濱泰英『日本軍「山西残留」国共内戦に翻弄された山下少尉の戦後』オーラルヒストリー企画

夏からこちら忙しく、過去最悪レベルの積読状態の中、ようやく読み終えた一冊。Amazonのレビューに「本書によって山西残留事件は総括されたと言える。本書の登場で、山西残留事件は、今後、歴史として扱われるようになる。 」とあるが(このレビュアーは日華事変と山西省の管理人さんではないかと思う)、正にその評通り。山西残留問題というと、『無国籍兵団』と平野零児の著作を二冊ほど読んだぐらい、城野宏の本はずっと探しているが未だに入手できない当方にとって、この本はまさにかゆいところに手が届く内容だった。

特に私が嬉しかったのは、この件に関わった高級将校たちの人となりが、かなり詳しく描かれている点で、中でも今村方策への評価がかなり高いことには、なんともいえない感慨を抱いた。今村は太原陥落時に服毒自決したが、毒の効きが悪く苦しんでいたということを、確か平野が書いていたと思う。『無国籍兵団』の巻頭には、この「事件」を伝える当時の新聞の切り抜きの写真が載っているが、その中に、仙台在住の今村の実姉武田さんのコメントを伝える一紙がある。この方は均大将よりも上のお姉さんで、34期の武田功大佐のお母さんにあたる人(だと思う)。

それにしても宮崎中佐というと、岡村の身の回りの世話をしていた人ぐらいの認識しかなかったが、ここまでの人物だったとは。

とにかくもう少し踏み込んでみようと思い、『白狼の爪跡』を注文した。

    
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