近衛読書中隊

挙措において簡素 言語において細心 熱狂において慎重 絶望において堅忍  

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コメント欄で薦めていただいた『凩の時』を入手し、読み始めました。まず分厚い。『世界史としての日露戦争』ほどではないが。しかし、まだ数十ページしか読んでませんが、これは間違いなく面白いですね。その上確かに著者が宇都宮太郎日記を読んでいる節を感じます。大江志乃夫氏と宇都宮徳馬氏は色々似通ったところがありますが、仲良かったのでしょうか?

更に正月用に、『陸海軍人物史論』も落手。元は大正5年に出た本。鵜崎鷺城の本と似たような匂いがするが、何か面白いエピソードでも拾えれば。

それから、大岡昇平の『ながい旅』が角川文庫より再販されています。来年の映画にあわせたものでしょうが、未読の方はこの機会に是非お手にとってみてください。


      
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『凩の時』、私がいうのも変ですが、さっそくのお買い上げありがとうございます。さすが若い中尉はフットワークが軽いですね。
大岡昇平については、彼の「レイテ戦記」が私の選ぶ「日本が生んだ戦記文学」のだんとつベストです。レイテ戦には個人的を因縁もあって、10回は読み返しました。セカンドベスト(ここからは異論がたくさんあると思います)が。五味川純平の『ガダルカナル』だと思うのですが、あまりにも戦況が悲惨で2回読み返すのが精一杯でした。
『長い旅』は、名古屋の軍司令官岡田資中将ですね。米軍機搭乗員の虐殺事件は福岡や台湾でも起っていますが、ほとんどが暴徒化した群集や軍規を外れた将兵の仕業で、日本人であることが嫌になるような事件ばかりです。
東海軍の場合も、事件そのものは野蛮かつ非道で、軍司令官の責任の取り方だけが救いという事件です。映画では、多分そこだけを美化して描いているのだろうなと思います。戦争に材を取った最近の映画は、恥部に目をそむけ、一部の人々を美化するばかりで、私には違和感があります。

2007.12.28 10:32 URL | 予備役中佐 #wQxKi706 [ 編集 ]

母が持ってた人間の條件ではまりました>五味川純平
地元の図書館では開架に五味川純平全集が並んでいまして、高校1年の夏休みにそれを片っ端から借りて読みました。1日に2冊くらいのペースで憑かれたように読みました。戦争と人間にはじまり虚構の大義、孤独の賭け、ノモンハン、ガダルカナル・・・大体3週間ぐらい、その間1分1秒たりとも勉強しませんでした。あんな精神状態だったことは後にも先にも無いですね。戦争と人間の後ろに付いてた澤地久江氏の注釈は当時は結構勉強になったと思います。もっともその後、受験体制に戻り、殆ど頭から抜けましたが。

ながい旅は原作に忠実にやってくれれば十分鑑賞に足るものになると思うのですが、日本の映画人には無理でしょうね。プライド(東條大将の)は見ていません。見ていないのにこんなこと云うのはアレだと思いますが、プライドみたいにはなって欲しくないです。岡田中将は東條大将よりずっと思い入れがあるだけに。

2007.12.28 22:55 URL | maroon_lance #su7LfdQk [ 編集 ]

私が帝国陸軍に本格的に関心を持ったのは中年になってからですので、maroon_lance氏の青年期のような集中的で感動的な読書体験は、残念ながら陸軍関連では持ったことがありません。
maroon_lance氏の書庫を覗いてみて直ちに了解いたしましたが、陸軍関連文献については管理人氏の読書量にはとうていかなわず、ひたすら脱帽するばかりです。
実は宇都宮徳馬氏には、数十年前に1、2度お目にかかったことがあります。彼が戦闘的非戦主義者であり、石橋湛山の系譜を引く自民党内最左派のリーダーであることはよく承知しておりましたが、かの宇都宮太郎陸軍大将の子息であることは当時はまったく知りませんでした。それを知ったのは数年前のことです。
その情報源は、秦郁彦氏の日本陸海軍総合辞典でしたが、その日本陸海軍総合辞典には、秦正宣、秦真次、秦彦三郎の三人の陸軍軍人の名前があります。秦氏は、この3人の誰かの血縁者なのでしょうか?maroon_lance氏はご存知ですか?

2007.12.30 00:07 URL | 予備役中佐 #rrOt3Jtg [ 編集 ]

秦郁彦氏のプロフィールはよく知らないんですが、その3人とは恐らく無関係ではないでしょうか。山口出身のはずですし。秦氏といえば昭和30年に発表された花谷正の手記「満州事変はこうして計画された満州事変はこうして計画された」は氏がプロデュースしたものです。当時22,3歳ですから驚きですね。
http://homepage1.nifty.com/SENSHI/data/thisei_0.htm


それにしても宇都宮徳馬氏と会ったことがあるとはすごいです。氏は陸士時代から異彩を放つ人物だったようですね。陸士中退組の有名人といえば氏と三好達治が思い浮かびます。幼年学校までひろげれば大杉栄がいますが。

2007.12.30 08:17 URL | maroon_lance #su7LfdQk [ 編集 ]

岸田国士(戯曲家)も

陸軍士官学校の人だと思います

岸田今日子が次女

岸田衿子が長女

岸田衿子は谷川俊太郎夫人でした

2014.01.03 02:35 URL | 凩の時 #- [ 編集 ]













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